【爪先に光路図】青井秋|感想

 

やばい!レビューでもみんな書いてるけど
まるでひっそりと建っている博物館に足を踏み入れたよう。
すんごい芸術的デス!

3話入ってました。
それぞれに書き下ろしもあります。

青井秋先生インタビュー!↓

 

爪先に光路図

(表紙と無料サンプルで使われている表題作)

しっとりひんやりな空気が
穏やかに流れているようなコミック。

そのなかに光が一筋差し込んでいる。
そんな物語。

 

岩井クンが教授に告白する夜の森も
幻想的です。
読者にも岩井くんの気持ちが
苦しいほど香ってきます。

 

この作品の書き下ろし「残灯」で
女性の目を通して
二人のその後が一瞬チラ見できます。

書き下ろしも(ノ∀`*)ノヨカッタ

 

 

さかなの体温

 

高校生のお話。

どうしてこんなこと思いつくんだろう!
森の次は海です。
たぶん綺麗な熱帯魚なんだろうな。

持ち主の気持ちが投影されてなのか
魚が他の人になつく様子は

「あぁ。持ち主も心を許してるんだな」

って特に印象付けます。

 

このお話にも
「午前0時の回遊」という書き下ろし。

ずっと続いてる姿が見られると
あたしはすごく安心。
そしてとてもうれしいw

それにしても、
魚がたくさんに増えてたのは
どういう意味なんだろう。

 

八月、夏の底

 

大好きだったおじいさんのお葬式のために
田舎へ帰った大学生の話。

 

幻想的です。

 

コンの一途な想いには
やられます。

おじいさんが「コン」と名付けたいきさつ、
そして、そのおじいさんとコンの交流に
想いを馳せる主人公のせつなさ。

あああ。
もっと顔を出せばよかったとか
彼は後悔してるのかな。

コンがいてくれて本当によかった。

 

コンの行動にも
おじいさんに対する愛情がとても見えて
こころ打たれます。

BLというカテゴリーじゃないのかもしれない。
彼にはすばらしい奥さんと結婚して
子どもができて、ずっと子孫繁栄して

そして、そのみんながコンと仲良くできて
コンがさみしがることが
もう二度とないことを望んでしまった。

 

 

爪先に光路図

爪先に光路図

爪先に光路図

[著]青井秋

まちこ→☆☆☆

前編エロなし。
ギラギラなし。
そんな1冊。

 

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■内容紹介■~電子コミックレンタより~
大学生の岩井は、ある日、菌類学者の助手のバイトを紹介される。訪れた先で待っていたのは、室田という気難しそうな男だった。最初は不安を感じていた岩井だったが、室田の教えてくれる未知の世界に触れたり、生活能力のない室田の世話を焼いたりする毎日は、楽しいものだった。そんな時間の中、岩井は次第に室田に心惹かれていき……。

 

 

 

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